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フリー素材サイトまとめ|規約の読み方つき安全ガイド

  • 公開日:
  • 最終更新日:
  • 編集: 喫茶オーグ編集部
パティシエの杏さん

杏さん(パティシエ)

杏さんです。今日はフリー素材の探し方と規約の読み方を、一つずつ棚に分けて見ていきましょう。

「フリー素材」と名の付くサイトは数え切れないほどあり、まとめを眺めるほど迷います。決め手になるのはサイトの数ではなく、素材の種類ごとに探す場所を分けることと、規約のどこを読むかを決めておくことです。ここではその2つを順に整理します。条件は改定されるため、現行の内容は利用前に原文で確認してください。

素材を探す前に用途を決める

どこで使うかによって、必要な条件も探すべき種類も変わります。先に用途を決めます。

記事・固定ページ

記事の中で内容を補う画像は、条件が比較的ゆるやかです。ただし、サイトに広告や紹介リンクがあると、規約上は商用利用として扱われるのが一般的です。趣味のサイトであっても、収益が絡むかどうかで見るべき条項が変わります。

店舗・仕事の案内

店舗や仕事の案内に使う画像は、そのまま看板になります。自分の店や商品ではないものを、そう見える形で載せないことが前提です。名刺やチラシなど紙に印刷する場合は、Webでの使用と条件が分かれていることもあるため、印刷の可否もあわせて見ておきます。

SNS共有用の画像

リンクを共有したときに表示される画像は、文字を重ねたり切り取ったりして使います。この加工が認められるかは規約しだいです。共有画像はサイトの外にも出ていくため、素材をほぼそのまま載せた画像が再配布に近い形にならないかも意識します。

素材の種類ごとに探す場所を分ける

写真・イラスト・アイコンは、探す場所も条件も別物です。ひとまとめにすると迷いが増えます。

写真・イラスト・アイコンを分ける

1つのサイトで全部そろえようとすると、どれも中途半端になります。種類ごとに使うサイトを決め、それぞれの規約を一度読んでおくほうが結局は早く済みます。よく使う2、3か所に絞れば、確認の手間も増えません。

実際に検索して確かめる

総登録点数の多さより、自分が必要とする題材が見つかるかが判断材料です。実際に使う予定の言葉で検索し、候補が出てくるかを確かめます。規模の大きいサイトでも、必要な題材だけ薄いことはよくあります。

規約と確認日を記録する

使うと決めたら、素材のページに書かれた条件、サイト全体の利用規約、そして確認した日付を控えます。条件は改定されるため、いつの規約で使い始めたかが分かるようにしておくと、あとから見直せます。

素材の種類と確認したい項目

種類ごとの傾向を1つの表にまとめます。個別のサイト名を覚えるより、この整理のほうが長く使えます。

素材の種類主な用途よくある配布形式規約で特に確認したい点
写真記事の説明、店舗や仕事の雰囲気JPEG、PNG人物の扱い、商用利用の範囲、加工の可否
イラスト手順の説明、やわらかい雰囲気づくりPNG、SVG改変の可否、再配布の禁止、使える点数
アイコン・ピクトグラムボタン、箇条書き、図解SVG、PNG、アイコンフォントクレジット表記の要否、色や形の変更
背景・あしらい見出しの区切り、共有画像PNG、SVG素材そのものを主役にする使い方の可否

配布形式のうちSVGは拡大しても粗くならないため、アイコンや図に向きます。表にあるのは種類ごとの一般的な傾向で、実際の条件は各サイトの規約に従います。

規約で必ず見る項目

どのサイトでも、見る場所は同じです。この4つを順に探せば、大きな見落としは防げます。

商用利用

まず、自分の使い方が商用に当たるかを考えます。広告、紹介リンク、店舗や仕事の案内は、一般に商用として扱われます。そのうえで、商用が認められているのか、条件付きなのか、別の手続きが要るのかを確認します。

クレジット表記

作者名やサイト名の表記が要るかどうかは、素材ごとに違うことがあります。必要な場合は、書く文言や置く場所まで指定されていることがあるため、自分の言葉に直さず、示された形をそのまま使います。

加工・再配布・商品化

加工の可否、素材そのものの再配布、グッズなど商品への使用は、別々の条項に分かれているのが普通です。記事に貼るのはよいが商品には使えない、という線引きは珍しくありません。自分の使い方がどの条項に当たるかを、先に見つけておきます。

人物・建物・商標

人物、建物、商品のパッケージやロゴが写り込んだ素材には、素材そのものの権利とは別の事情が関わることがあります。とくに宣伝の文脈で使うときは慎重に判断し、迷うようなら写り込みのないものを選びます。

用途別に探しやすいサービス

種類ごとに、どこを見るのが早いかを短くまとめます。

写真を探す

日本人や国内の生活・仕事の場面が要るなら、写真ACやぱくたそのような国内向けのサイトが探しやすい傾向です。抽象的な雰囲気の写真や海外の風景を広く探すなら、UnsplashやPexelsのような海外の大規模サイトが候補になります。写真だけを詳しく比べる観点は、無料写真素材の記事で扱います。

イラストを探す

手順の説明や、やわらかい雰囲気づくりにはイラストが向きます。いらすとやのように作風が広く知られた素材は、伝わりやすい反面、他のサイトと似た印象になりやすい面もあります。使える点数の上限や改変の可否が定められていることがあるため、そこを先に確認します。

アイコンや背景を探す

ボタンや箇条書きに添えるアイコンは、線の太さや角の丸みがそろったものを選ぶと画面が落ち着きます。1つのまとまった集まりから選べば、形の印象は自然にそろいます。背景やあしらいは主役ではないので、控えめなものを少数だけ決めておきます。

取得のしかたで変わる使い勝手

同じ素材でも、探し方や配布のされ方で作業の速さが変わります。

検索語と絞り込み

日本語と英語で結果が大きく変わるサイトがあります。形や色で絞り込めると、候補選びが速く終わります。絞り込みが弱いサイトは、点数が多くても目当ての1枚にたどり着くまでに時間がかかります。

ファイル形式と解像度

写真はJPEGやPNG、アイコンや図はSVGが扱いやすい形式です。切り取って使う予定があるなら、必要な幅より余裕のある大きさで取得します。無料で取得できる最大の大きさは、サイトによって差が出やすい部分です。

会員登録と取得履歴

登録が要るサイトでは、過去に取得した素材の履歴が残ることがあります。履歴があると、どの記事にどの素材を使ったかをあとからたどれます。登録なしで使えるサイトは手軽ですが、記録は自分で残す必要があります。

ダウンロード後に保存する情報

使ったあとに困らないよう、素材と一緒に控えておく情報があります。

素材URLと取得日

素材のページのURLと、取得した日を控えます。あとから「この画像はどこから来たのか」を確かめられる状態にしておくことが、いちばんの備えです。記事ごとに一覧にしておくと、差し替えのときに探し回らずに済みます。

規約の版と証跡

そのときの規約の内容も、要点だけでも控えておきます。条件が変わったとき、いつの規約に基づいて使い始めたかが分かると、そのまま使い続けてよいかを判断しやすくなります。

加工前の元ファイル

文字を重ねたり切り取ったりする前の元ファイルを残します。作り直しになったとき、元がないと素材を探すところからやり直しになります。加工後だけでなく、加工前も保管しておきます。

無料で足りない時の選択肢

無料の素材には、無料ならではの弱点があります。知ったうえで使い分けます。

1つめは、独自性が出しにくいことです。よく使われる素材は、他のサイトでも見かける画になります。看板になる場所ほど、自分で用意した写真や有料素材のほうが向いています。

2つめは、いつまで使えるか分からないことです。配布の終了や方針の変更で、使い続けられなくなることがあります。控えを残しておけば、見直しが必要になっても慌てずに済みます。

3つめは、判断の責任が使う側に残ることです。無料であることは、どんな使い方でもよいという意味ではありません。用途が広告や商品に近づくほど、有料素材や自分で用意する選択肢を含めて検討する価値が出てきます。

まとめ

フリー素材は、種類ごとに探す場所を分け、規約の4項目を同じ順で確認すれば大きくは外しません。商用利用・クレジット表記・加工と再配布・人物や商標を見たうえで、素材のURLと取得日、そのときの規約を控えておきます。条件は改定されるため、利用のたびに原文を確認してください。

よくある質問

クレジット表記は、どこに書けばよいですか。
表記が必要な場合、書く文言や置く場所まで規約で指定されていることがあります。指定があるならその形をそのまま使い、自分の言葉に置き換えないでください。指定がない場合は、素材を使ったページの中で読者が見つけられる位置、たとえば記事の末尾やフッターにまとめるのが一般的です。
無料素材を加工して使ってもよいですか。
加工の可否は独立した条項に分かれていることが多く、サイトによって扱いが異なります。文字を重ねる、切り取る、色を変えるといった行為が加工に当たるかどうかも規約の書き方しだいです。加工する前提で使うなら、素材を選ぶ前に加工の条項を読み、加工前の元ファイルも残しておくと安心です。