サイトの基盤
独自ドメインの取り方|取得から接続までの全手順
リコさん(バリスタ)
リコさんです。今日は「自分の住所を決めて、看板を出すまで」を、一つずつ棚に分けて見ていきましょう。
独自ドメインの取得は、手順そのものは難しくありません。つまずきやすいのは、取得した後の接続と、反映を待つ間の不安です。準備から表示の確認までを順番に並べ、途中で止まったときの戻り方も添えます。
始める前に用意するもの
先に材料をそろえておくと、申し込みの途中で手が止まりません。三つだけ準備します。
希望する文字列の候補
使いたい文字列は、第一希望だけでなく候補を三つほど用意します。人気のある短い単語は、すでに取得済みのことが多いためです。読みやすさを優先し、記号や数字を混ぜすぎないほうが、口頭で伝えるときにも困りません。
登録者情報と支払い方法
ドメインの申し込みには、氏名・住所・連絡先と支払い方法が必要です。連絡先のメールアドレスは、確実に受け取れるものを使います。ここに使うアドレスは、取得後の更新通知が届く先になるため、普段見ないアドレスは避けます。
接続先サーバーの情報
サーバーをすでに契約しているなら、管理画面で「ネームサーバー」として指定されている値を控えておきます。これは接続の設定でそのまま使います。サーバーがまだ決まっていない場合は、先にサーバーを決めてから取得すると、手戻りがありません。
取得先と末尾を決める
どこで取るか、どの末尾にするかは、この段階で決めておきます。後から変えるのは手間がかかります。
取得価格より更新条件を見る
初年度の取得価格は割引されていることが多く、二年目以降は通常の更新料になります。ドメインは持ち続ける前提の費用なので、更新料のほうが総額に効きます。会社によっては、表示価格に一定の割合が上乗せされる仕組みを設けている場合もあるため、支払い画面の合計金額で確認します。
取得サービスとサーバー会社のどちらで取るか
ドメインは、専門の取得サービスでも、契約したサーバー会社でも取れます。サーバー会社で取ると、接続の設定が申し込みの流れの中で済むことがあり、手順は短くなります。別々にしても運用に支障はないので、管理をまとめたいかどうかで決めてください。どちらが自分に向くかの判断材料は、ドメイン取得サービスの比較記事で扱います。
末尾は用途で選ぶ
末尾は、用途と読み手の印象で選びます。広く使われているものほど無難で、説明の手間が要りません。日本向けの用途では国内向けの末尾が選ばれることもありますが、登録の条件や費用が違う場合があるため、条件を先に見ておきます。候補を考えるときは「例.example」のように、文字列と末尾を分けて整理すると迷いません。
申し込みから取得完了までの手順
ここからは実際の作業です。画面の文言は会社によって違いますが、流れは共通しています。
STEP1 空き状況を調べる
取得サービスの検索欄に希望の文字列を入れ、空いているかを調べます。取得済みの場合は、末尾を変えるか、文字列を調整します。このとき、複数の末尾をまとめて取るよう勧められることがありますが、必要がなければ一つで十分です。
STEP2 登録情報を入力する
案内に従って、登録者情報と支払い方法を入力します。氏名や住所は、後から変更に手続きが必要になることがあるため、正確に入れます。契約年数を選ぶ画面では、まず一年にしておくと、続けるか決めやすくなります。
STEP3 自動更新と公開代行を確認する
自動更新の設定は、この時点で確認します。うっかり更新を忘れると、ドメインを失うことがあるためです。あわせて、登録者情報が外部から参照される仕組みへの対応(公開代行)も確認します。個人で取得する場合は、代行を利用すると住所や氏名が表に出ずに済みます。
STEP4 取得完了メールを保存する
申し込みが完了すると、確認のメールが届きます。取得したドメイン名、契約期間、次回の更新日が書かれているので、消さずに保管します。管理画面にログインするための情報も、あわせて控えておきます。
サーバーへ接続する手順
取得しただけでは、まだサイトは表示されません。ドメインとサーバーを結びつける設定を行います。
ネームサーバー情報を確認する
サーバー会社の管理画面で、指定されているネームサーバーの値を確認します。「ns1.」から始まる文字列が複数並んでいることが多く、それをすべて使います。表記が一文字でも違うと接続できないため、手で打たずに写して使うのが安全です。
取得サービス側で接続先を設定する
ドメインの管理画面を開き、ネームサーバーの設定欄に、先ほど確認した値を入力して保存します。あわせて、サーバー側にもそのドメインを使う設定を追加します。どちらか片方だけでは表示されないため、両方が済んでいるかを確認します。
反映を待ってから表示を確認する
設定の反映には、数時間から一日程度かかることがあります。待ってからブラウザでドメインを開き、自分のサイトが表示されれば接続は完了です。あわせて、アドレスが「https」で始まり、警告が出ていないことも確認します。
うまくいかない時の戻り方
途中で止まっても、確認する順番が決まっていれば落ち着いて対処できます。
サイトが表示されない
まず、反映を待つ時間が足りているかを疑います。次に、ネームサーバーの値が正しいか、保存が完了しているかを見ます。それでも直らない場合は、サーバー側にドメインを追加する設定が漏れていないかを確認してください。
httpsで警告が出る
証明書の設定が済んでいないか、反映の途中である場合が多くあります。サーバーの管理画面で、そのドメインに対する証明書の設定を確認します。設定した直後は反映待ちのことがあるため、少し時間を置いてから見直します。
以前に使われていた文字列だった
一度手放されたドメインが、再び取得できる状態になっていることがあります。過去の使われ方によっては、迷惑メール扱いされやすいなどの影響が残る場合があります。取得前に、その文字列を検索して、以前どのように使われていたかを確かめておくと安心です。
希望の文字列が取れない
すでに取得済みの場合、同じ文字列は使えません。末尾を変える、短い語を足すなどで調整します。似すぎている名前は混同を招くため、思い切って別の候補に切り替えるほうが、後々分かりやすくなります。
取得後に忘れず設定すること
取ったあとに放置すると、更新切れという一番もったいない失敗が起きます。
自動更新と支払い方法の期限
自動更新が有効になっているかを確認します。あわせて、登録したカードの有効期限にも注意します。期限切れで決済できず、更新されないまま失効するのはよくある失敗です。
連絡先メールアドレスの有効性
更新の通知は、登録した連絡先メールアドレスに届きます。使わなくなったアドレスを登録したままだと、大事な通知を見落とします。アドレスを変えたときは、ドメインの管理画面も更新してください。
独自ドメインのメールを使うかどうか
取得したドメインでメールアドレスを作れる場合があります。使う予定があるなら、サーバー側の設定が必要です。どの方法で用意するかは、メールサーバーの比較記事で扱います。
まとめ
独自ドメインは、候補と登録情報を用意し、申し込み、ネームサーバーを設定して反映を待つ、という流れでした。表示されるまでに時間がかかるのが普通なので、慌てず順に確認します。取得後は自動更新と連絡先の確認まで済ませておいてください。
よくある質問
- ドメインを取ってから、サイトが見られるようになるまでどれくらいかかりますか。
- ネームサーバーの変更が反映されるまでに、数時間から一日程度かかることがあります。すぐに表示されなくても失敗とは限りません。半日以上たっても変わらない場合は、設定値の入力に誤りがないか、保存が完了しているかを順に確認してください。
- 取得したドメインは後から変えられますか。
- 新しいドメインを取り直すことはできますが、それまでのURLとは別物になり、検索結果や外部からのリンクはそのままでは引き継がれません。転送などの手当てが必要になります。最初に決めるときに、長く使える短い文字列を選んでおくと後が楽です。