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ドメイン取得サービス比較|更新料まで含めた総額で選ぶ
リコさん(バリスタ)
リコさんです。今日は「どこで住所を借りるか」を、一つずつ棚に分けて見ていきましょう。
ドメインの取得先を調べると、初年度がとても安い金額で並んでいます。ただ、ドメインは持ち続ける限り毎年かかる費用です。一年目の金額ではなく、続けたときの総額で比べられるように、見るべき項目を整理します。
比べる前に決めておくこと
先に自分の前提を決めておくと、候補がすぐに絞れます。決めるのは次の三つです。
欲しい末尾と用途
どの末尾を使うかで、選べる会社と費用が変わります。広く使われている末尾なら、ほとんどの会社が扱っています。珍しい末尾を狙う場合は、取り扱いのある会社が限られるため、そこから逆算して選ぶことになります。
何年使う見込みか
一年で終える予定か、何年も持ち続けるかで、見るべき金額が変わります。長く持つほど更新料の差が積み上がり、初年度の割引は薄まっていきます。まず自分が何年使うつもりかを決めてから、その年数の総額で比べてください。
サーバーとまとめるか分けるか
サーバーと同じ会社でドメインを持つと、接続の設定が簡単になり、管理画面も一つで済みます。分けておくと、サーバーを移すときにドメイン側を動かさずに済みます。どちらが良いというより、管理の手間と身軽さのどちらを取るかの選択です。
総額で比べるための判断軸
金額の比較は、次の六つをそろえて見ると正確になります。
取得価格より更新料を見る
初年度は割引されていることが多く、二年目以降は通常の更新料になります。三年使うなら、取得価格一回分より更新料二回分のほうが総額への影響は大きくなります。比較表を見るときは、更新料の列を先に見る習慣をつけると迷いません。
表示価格に上乗せされる費用
会社によっては、表示している価格に加えて、維持のための費用を一定の割合で上乗せする仕組みを設けている場合があります。名目や割合は会社ごとに異なり、変更されることもあります。比較は表示価格ではなく、支払い画面に出る合計金額で行ってください。
移管のしやすさ
後から別の会社へ移す可能性を考えて、移管の条件を見ておきます。移管には手数料がかかる場合があり、取得直後は一定期間できないなどの制限もあります。使い続ける前提でも、移せる状態かどうかは安心材料になります。
公開代行と自動更新の扱い
ドメインの登録者情報は、外部から参照できる仕組みがあります。個人で取得するなら、代わりの情報を表示する公開代行が使えるか、それが無料かを確認します。自動更新の設定も、うっかり失効を防ぐために必ず見ておく項目です。
管理画面の分かりやすさ
ドメインの管理画面は、頻繁に開く場所ではありません。だからこそ、久しぶりに開いても目的の設定にたどり着けることが大切です。項目が多すぎる画面は、必要なときに迷う原因になります。
困ったときの連絡手段
ドメインで困る場面は多くありませんが、起きたときは急ぎであることがほとんどです。更新できない、設定を戻したいといった状況で、どう連絡できるかを見ておきます。問い合わせ方法が用意されているか、受付の時間帯はどうかを確認しておくと安心です。
主要サービスの位置づけ
代表的な取得サービスを、同じ軸で並べます。上乗せの仕組みは複数の会社で設けられており、金額も条件も変わります。表の記載だけで判断せず、契約前に各社の案内と支払い画面の合計金額で確認してください。
| サービス | 費用の見え方 | 特徴 | 一言サマリ |
|---|---|---|---|
| お名前.com | 初年度の割引が大きく、更新料との差が開きやすい | 取り扱う末尾の種類が多い | 珍しい末尾も含めて選びたい人向け |
| ムームードメイン | 初年度は割引され、更新料は要確認 | 画面の項目が絞られている | 初めてで迷いたくない人向け |
| エックスサーバードメイン | 取得と更新の金額差が小さめ | サーバーと同じアカウントで管理できる | サーバーとまとめたい人向け |
| スタードメイン | 低価格帯に寄せた料金 | サーバーとの併用で優遇がある場合がある | 費用を抑えたい人向け |
| バリュードメイン | 上乗せ費用の条件を要確認 | 設定項目を細かく調整できる | 自分で設定を詰めたい人向け |
.comのような広く使われる末尾なら、年額はおおむね千円台から二千円台が一つの目安です。ここから大きく外れる金額を見たときは、初年度限定の価格か、上乗せ前の表示である可能性を疑ってください。ドメイン費用の考え方そのものは、ドメイン費用の記事で扱います。
条件別の選び方
自分の状況に近いものを選んでください。
サーバーと同じ会社でまとめたい
接続の設定を減らしたい、管理画面を増やしたくないという人はまとめる形が向きます。サーバー会社がドメインも扱っている場合、申し込みの流れの中で設定まで済むことがあります。将来サーバーを移す可能性があるなら、その時の手順だけ先に確認しておきます。
費用をできるだけ抑えたい
更新料が低めに設定されている会社を選び、上乗せの有無まで確認します。初年度の割引額ではなく、二年目以降の金額を基準に比べてください。数年単位で見ると、この差がそのまま総額の差になります。
短い期間だけ使う予定がある
期間限定の企画やイベント用に使う場合は、初年度の価格が効いてきます。更新しない前提なら、取得時の安さで選んでも損はありません。ただし、後から続けたくなる可能性が少しでもあるなら、更新料も見ておいてください。
複数のドメインを管理する
数が増えるほど、管理画面の見やすさと更新日の把握が大切になります。まとめて一覧できるか、更新日が近いものが分かるかを確認します。会社を分散させると管理が煩雑になるため、一か所に寄せるほうが扱いやすくなります。
正直に注意しておく点
安く見える条件には、たいてい理由があります。
初年度の安さは更新料で戻る
極端に安い初年度の価格は、二年目以降の更新料で調整されているのが普通です。一年で手放す予定がないなら、割引の大きさは判断材料になりません。むしろ、更新料が明確に示されているかどうかを見てください。
申し込み時の追加提案
申し込みの途中で、関連するサービスや複数の末尾の同時取得を勧められることがあります。必要がなければ、外して進めて問題ありません。あとから追加できるものがほとんどなので、その場で決める必要はありません。
更新日は自分でも把握しておく
更新の通知はメールで届きますが、それだけに頼ると見落とします。取得した日と次回の更新日を、カレンダーなど自分が必ず見る場所に控えておいてください。ドメインを失うと同じ文字列を取り戻せないことがあり、失敗としては最も痛い部類です。
移管には条件と待ち時間がある
別の会社へ移す場合、取得直後の一定期間は移管できない、認証のやり取りが必要になるなどの条件があります。すぐに動かせるものではないと知っておくと、選ぶときの慎重さが変わります。
取得を決めた後にすること
会社を決めたら、実際の取得と接続に進みます。空き状況の確認から申し込み、サーバーへの接続までの操作は、独自ドメインの取り方の記事で順を追って扱います。取得後は、自動更新の設定と連絡先メールアドレスの確認まで済ませておくと、失効の事故を防げます。
まとめ
ドメインの取得先は、初年度の価格ではなく、更新料と上乗せ費用まで含めた年額で選ぶものでした。移管のしやすさと管理画面の分かりやすさも、後から効いてきます。金額と条件は変わるため、申し込み前に支払い画面の合計で確認してください。
よくある質問
- 初年度が数十円のような安いドメインを選んでよいですか。
- 更新料と条件を確認したうえでなら選べます。取得時の割引が大きいほど、二年目以降の金額との差は開きます。持ち続ける前提であれば、更新料を毎年の費用として見て、それが許容できるかで判断してください。
- サーバーと同じ会社でドメインを取るべきですか。
- まとめると管理画面が一つで済み、接続の設定も簡単になります。一方で、サーバーを移すときにドメインの扱いも一緒に考える必要が出ます。手間を減らしたいならまとめる、身軽さを保ちたいなら分ける、という選び方になります。