WordPressで作る
WordPressの始め方|準備から公開まで最短ルート
リコさん(バリスタ)
リコさんです。今日は「自分のサイトが表に出るまでの道のり」を、一つずつ棚に分けて見ていきましょう。
WordPressを始める作業は、手順そのものよりも「何を先に決めておくか」でつまずきます。決めること、用意するもの、実際の手順の順に並べて、公開までを一本の線でたどります。作業自体は思っているより短く終わります。
始める前に決めること
申し込み画面で手が止まる原因の多くは、準備不足ではなく決めていないことです。三つだけ先に固めておきます。
サイトの目的
何のためのサイトかを一言で言えるようにします。日々の記録を書きたいのか、お店や教室を案内したいのか、作品を見せたいのかで、後で選ぶ構成もデザインも変わります。目的が曖昧なままだと、テーマ選びで延々と迷うことになります。
必要なページ
公開時点で最低限そろえたいページを書き出します。多くの場合、トップページと自己紹介、問い合わせ先の三つがあれば形になります。すべてを完璧に用意してから公開しようとすると、いつまでも公開できません。
初年度の予算
年間でいくらまで出せるかを決めます。サーバーとドメインを合わせて年1万円前後から始められることが多く、有料テーマは必須ではありません。上限を決めておくと、契約画面の上位プランに迷わされずに済みます。
公開までに用意するもの
決めることが固まったら、手元にそろえるものを確認します。途中で探しに行かなくて済むよう、先に机の上に並べておく感覚です。
サーバーとドメイン
WordPressを動かす場所がサーバー、住所にあたるのがドメインです。多くのレンタルサーバーでは、申し込みと同時にドメインを取得し、WordPressの設置まで一度に進められる仕組みが用意されています。別々に契約して自分でつなぐこともできますが、初めてなら一括で進むほうが手数が減ります。
サイト名とログイン情報
サイト名は後から変更できますが、URLに使うドメイン名は基本的に変えられません。短く読みやすい文字列にしておきます。管理画面のユーザー名とパスワードは、この時点で決めて安全な場所に控えます。パスワードは使い回さず、長めのものにします。
支払い方法
クレジットカードのほか、コンビニ払いや銀行振込に対応している場合もあります。ただし、支払い方法によっては、入金が確認されるまでサーバーを使えないことがあります。当日中に公開したいなら、即時決済できる方法を選びます。
連絡用のメールアドレス
契約情報も管理画面の通知も、登録したメールアドレスに届きます。普段確実に見るアドレスを使い、受信できているか最初に確かめておきます。ここが届かないと、パスワードを忘れたときの復旧まで止まってしまいます。
公開までの全体手順
ここからが実作業です。上から順に進めれば公開までたどり着きます。それぞれ「どうなったら完了か」を添えます。
STEP1 サーバーを決める
料金だけでなく、WordPressの設置機能があるか、SSL(通信の暗号化)を無料で使えるか、バックアップの仕組みがあるかを見ます。個人サイトなら、いちばん安いプランで足りることがほとんどです。完了の合図は、申し込むプランと契約期間が決まった状態です。
STEP2 申し込みとインストールを行う
サーバーを申し込み、ドメインを取得し、WordPressを設置します。多くのサーバーには申し込みと同時にWordPressまで設置する機能があり、フォームを埋めていけば進みます。ここでサイト名と管理者アカウントを入力します。完了の合図は、登録したメールアドレスに管理画面のURLが届くことです。
STEP3 管理画面へ入る
届いたURLを開き、決めたユーザー名とパスワードでログインします。この画面がこれからの作業場所になります。うまく入れないときは、URLの綴りと、大文字小文字の入力を確かめます。完了の合図は、ダッシュボードが表示されることです。
STEP4 最低限の設定を整える
公開前に、サイトのアドレス(httpsで始まっているか)、記事のURLの形式(パーマリンク)、サイトの説明文、タイムゾーンを確認します。特にURLの形式は、記事が増えてから変えると既存のリンクが切れるため、最初に決めます。完了の合図は、自分のサイトを開いて意図した見た目で表示されることです。
STEP5 公開して確認する
最初のページを一枚だけ公開し、外から見えるか確かめます。スマートフォンからも開いて、文字が読める大きさか、崩れていないかを見ます。完了の合図は、ログアウトした状態のブラウザで自分のサイトが正しく表示されることです。
費用と所要時間の目安
金額と時間の見通しがあると、途中で不安になりにくくなります。あくまで一般的な水準で、契約前には公式サイトで最新の金額と条件を確かめてください。
| 項目 | 費用の目安 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| レンタルサーバー | 月数百円〜千円台 | 申し込み30分程度 |
| 独自ドメイン | 年1,000円台〜(更新料で判断) | 取得は申し込みに含まれる |
| WordPress本体 | 無料 | 設置は自動なら数分 |
| テーマ | 無料でも可(有料は任意) | 選定と設定に数時間〜 |
| 初期設定 | 費用なし | 1〜2時間程度 |
費用で見落としやすいのは、初回だけ安く更新時に通常価格へ戻る割引と、ドメインの更新料です。どちらも「続けたときの年額」で考えます。
公開時につまずきやすい点
同じところで止まる人が多い箇所を、先に挙げておきます。知っていれば慌てずに済みます。
サイトが表示されない場合は、ドメインが使えるようになるまでの待ち時間か、サーバー側の設定がまだ反映されていないことが多いです。時間をおいて再度開きます。
保護されていない通信と表示される場合は、SSLの設定と、サイトアドレスの設定がhttpのままになっていないかを確認します。サーバー側でSSLを有効にしただけでは足りず、WordPress側のアドレス設定もそろえる必要があります。
管理画面に入れない場合は、パスワードの再設定を試します。再設定メールが届かないときは、登録したメールアドレスの受信設定と迷惑メールフォルダを確認します。
見た目が想像と違う場合は、テーマがまだ初期状態であることがほとんどです。最初は気にせず、公開してから整えます。
公開後に最初に覚える操作
公開できたら、日々使う操作だけ先に覚えます。全機能を把握する必要はありません。
覚えるのは、記事を書いて公開する、画像を入れる、固定ページを追加する、この三つで十分です。あとは必要になったときに調べれば間に合います。
記事と固定ページの使い分けだけ、最初に押さえておくと迷いません。日付順に積み上がっていくものが記事、料金や自己紹介のように変わりにくいものが固定ページです。この区別があいまいなまま書き進めると、後で整理し直すことになります。
もう一つ、本体やテーマの更新通知が来たら、バックアップを取ってから適用する習慣をつけておきます。更新は放置するほど危険が増える一方、いきなり当てて表示が崩れることもあるため、戻せる状態を作ってから進めるのが安全です。
次に進むための手順
この記事で公開までは到達できます。次にやることは順番が決まっています。まず設定を細かく詰める初期設定の記事へ進み、それからテーマを選び、必要な機能だけプラグインで足す、という流れです。逆にテーマ選びから始めると、設定のやり直しが発生しやすくなります。
まとめ
WordPressの始め方は、目的と予算を決め、サーバーとドメインを用意し、インストールして最低限の設定を整える、という順番でした。作業そのものは数時間で終わることが多く、迷いやすいのは事前に決めることのほうです。公開できたら、初期設定の記事で細部を詰めていきます。
よくある質問
- WordPressを始めるのに、どれくらい時間がかかりますか。
- サーバーの申し込みからインストールまでは、慣れていなくても数時間で終わることが多いです。ただし、ドメインが実際に使えるようになるまで少し待つ場合があり、当日中にすべて完了しないこともあります。むしろ時間がかかるのは、サイト名やページ構成を決める作業のほうです。
- パソコンがなくてもWordPressを始められますか。
- スマートフォンだけでも、サーバーの申し込みからWordPressの設置、記事の投稿まで進められます。ただし、最初の設定やデザインの調整は画面の広いパソコンのほうが進めやすく、開設作業のときだけでもパソコンを使えると、後の手戻りが減ります。