WordPressで作る
WordPressインストール後にやる初期設定|順番つき
リコさん(バリスタ)
リコさんです。今日は「入れたばかりのサイトを整える順番」を、一つずつ棚に分けて見ていきましょう。
インストール直後の設定は数が多く、どこから触ればよいか迷います。判断基準は単純で、後から変えると影響が大きいものほど先にやります。この順番で進めれば、記事が増えてからのやり直しを避けられます。
設定前に確認すること
設定に入る前に、土台が整っているかを見ます。ここが崩れていると、後の作業がすべて空振りになります。
httpsで表示できるか
自分のサイトのアドレスをブラウザで開き、鍵マークが出るかを確認します。「保護されていない通信」と出る場合は、サーバー側でSSLが有効になっていない可能性があります。先にサーバーの管理画面で設定を済ませてから、WordPress側の作業に入ります。
管理者メールが届くか
登録したメールアドレスに、サーバーやWordPressからの通知が届いているかを確かめます。ここが届かないと、パスワードを忘れたときの再設定も、更新の通知も受け取れません。迷惑メールフォルダに入っていないかも見ておきます。
バックアップの手段があるか
設定を変えて表示が崩れたときに戻せる状態を作っておきます。多くのレンタルサーバーには自動バックアップの機能があるので、まずそれが動いているかを確認します。専用のプラグインを入れるのは、サーバー側に機能がない場合だけで十分です。
最初に固定する基本項目
ここからが本番です。1から4は、後から変えると影響が大きい項目なので、記事を書き始める前に必ず決めます。
1. サイト名とキャッチフレーズ
サイト名は検索結果やブラウザのタブに出る名前です。キャッチフレーズは短い説明文で、テーマによってはそのまま画面に表示されます。初期状態のままだと、意味のない説明文が公開されてしまうことがあるので、この段階で自分の言葉に置き換えます。どちらも後から変更できます。
2. サイトアドレスとhttps
設定画面のアドレス欄が、httpのままになっていないかを確認します。サーバー側でSSLを有効にしただけでは、WordPress側のアドレス設定は自動で変わりません。ここがそろっていないと、鍵マークが出ない状態が続きます。
3. パーマリンク
記事のURLをどんな形にするかの設定です。日付が入る形式、記事番号だけの形式、記事ごとに名前をつける形式などがあります。どれを選ぶにしても、記事が増えてから変えると公開済みのURLが一斉に変わってしまうため、この時点で決め切ります。迷ったら、記事ごとに短い英字の名前をつけられる形式が扱いやすいです。
4. タイムゾーンと日付の表示形式
初期状態では日本時間になっていないことがあります。ここがずれていると、予約投稿の時刻や記事の日付が意図とずれます。日付の表示形式も、読みやすい並びに変えておきます。
投稿前に整える項目
5から8は、後から変えても影響が小さい項目です。ただし、初期状態のままだと不便が出るので、記事を書き始める前に一度触っておきます。
5. カテゴリーの初期整理
初期状態では「未分類」というカテゴリーが一つだけ用意されています。これをそのまま使うと、記事の一覧や、設定によってはURLにも「未分類」が出てしまいます。自分のサイトで使う分類に名前を変えるか、新しく作って既定に設定します。分類は少なく始めて、記事が増えてから増やすほうが整理しやすくなります。
6. コメントの扱い
コメントを受け付けるかどうかを決めます。受け付ける場合は、公開前に承認する設定にしておくと、迷惑な書き込みがそのまま表示されるのを防げます。個人サイトで交流を想定していないなら、最初からコメント欄を閉じておくのも一つの判断です。閉じておけば、その分の管理の手間がなくなります。
7. 画像サイズ
WordPressは画像をアップロードすると、複数のサイズを自動で作ります。使わないサイズが増えるとサーバーの容量を消費するため、自分のサイトで必要な大きさに合わせておきます。あわせて、アップロードする前に画像そのものを適切な大きさに縮めておく習慣をつけると、表示速度の面でも効いてきます。
8. ユーザーの表示名
初期状態では、ログイン用のユーザー名がそのまま記事の著者名として表示されることがあります。ログイン情報を外に見せないためにも、表示名は別に設定します。ニックネームを登録し、そちらをサイト上の表示名として選び直します。
検索とプライバシーの設定
公開の可否に直結する設定です。見落としやすいわりに、影響が大きい部分です。
9. 検索避けの解除
WordPressには、検索エンジンにサイトを表示させないための設定があります。制作中に有効にするのは正しい使い方ですが、公開時に解除を忘れると、いつまでも検索結果に出てきません。公開の準備が整った時点で、この設定を外したかを必ず確認します。
10. プライバシーポリシーと問い合わせ先
問い合わせフォームやアクセス解析を使うなら、どんな情報を扱うかを説明するページが必要になります。WordPressには下書きのひな型が用意されているので、自分のサイトの実態に合わせて書き換えます。あわせて、運営者への連絡手段をどこかに置いておきます。
設定後の動作確認
設定が一通り終わったら、思い込みで済ませずに実際の表示で確かめます。確認する項目は次のとおりです。
| 確認する場所 | 見るポイント |
|---|---|
| ログアウトした状態のトップページ | 鍵マークが出ているか、サイト名が正しいか |
| 公開した記事のURL | 決めたパーマリンクの形式になっているか |
| スマートフォンの画面 | 文字が読めるか、はみ出していないか |
| 記事の著者名 | ログイン用のユーザー名が出ていないか |
| 検索エンジンの設定欄 | 検索避けが解除されているか |
一つでも意図と違えば、その項目の設定画面に戻ります。全部を一度に直そうとせず、一箇所ずつ変えて表示を見るほうが原因を特定しやすくなります。
確認は必ずログアウトした状態か、別のブラウザで行います。ログインしたままだと管理用の表示が混ざり、訪問者から実際にどう見えているかが分からないためです。
問い合わせフォームを設置する予定があるなら、この段階でメールが届くかも試しておきます。サーバーの環境によっては、WordPressから送ったメールが届かないことがあります。公開してから気づくと、問い合わせを取りこぼした後になってしまいます。
次に覚える編集操作
設定が済んだら、いよいよ記事を書く段階です。ここから先で覚えるのは、文章と画像を配置する編集画面の使い方、記事と固定ページの使い分け、公開と下書きの切り替えです。この三つが分かれば、日々の更新は回ります。
デザインを整えたくなるのはこの後です。順番としては、まず数記事を書いてみて、自分のサイトに何が足りないかが見えてから、テーマやプラグインを検討します。先に見た目を作り込むと、内容が固まったときに作り直しになりがちです。
まとめ
WordPressの初期設定は、後戻りしにくい項目から順に固めるのが基本でした。サイトアドレスとパーマリンクを最初に決め、そのあとでカテゴリーやコメント、画像、表示名を整えます。最後に検索避けの解除を確認したら、記事を書き始める準備は整っています。
よくある質問
- 初期設定は全部やらないと記事を書き始められませんか。
- 全部そろえる必要はありません。ただし、サイトアドレスとパーマリンクの二つだけは、記事が増えてから変えると既存のURLが変わってしまうため、先に決めておくことを強くおすすめします。それ以外は後から調整しても影響が小さい項目です。
- パーマリンクは記事を書いた後でも変更できますか。
- 設定自体はいつでも変更できますが、公開済みの記事のURLが一斉に変わります。すでに紹介されたリンクやブックマークがつながらなくなるため、実質的にはやり直しに近い作業になります。記事を書く前に決めておくのが安全です。