化学染毛剤で髪と頭皮が傷んできた方によくおススメされる白髪染め方法に【ヘナ】があります。
そもそもヘナとはなにかについて軽く触れた後、ヘナで白髪染めするメリットとデメリットを紹介します。
ヘナとは
アーユルヴェーダの代表的ハーブ
ヘナ(学名:Lawsonia inermis)は、ヘンナとも呼ばれインド、北アフリカなどの乾燥した地域に育つミソハギ科植物です。
ヘナは多年生で秋の収穫時期に根元の株の部分を残しておけば、そこからまた枝葉が伸びてきて、翌年も収穫できます。
高さ3~6メートルと大きく成長し、芳香のある白や薄紅色の花を咲かせます。
インドでは、昔から薬草として親しまれて、アーユルヴェーダ(伝承医学)の代表的なハーブとされています。インドではヘナは国営事業となっています。
やさしい白髪染め
ヘナの葉を乾燥させることで、染料として用いることができ、日本ではやさしい白髪染めとして活躍しています。
「植物の色素で染める」ため、やさしい白髪染めの代表名刺のような存在になっています。
ヘナ自体はオレンジ色にしか発色しませんが、色の濃度に違いがあったり、髪の質感との変化で色に違いがでます。
カラーリングとの違いは、ブリーチ作用がない点
カラーリングとの一番の違いは、ヘナにはブリーチ作用がないことです。
通常のカラーリング(アルカリカラー)は、2段階に分けて髪を染めます。
アルカリ剤をかけて、髪を内部から変形させ、ステップ2の染料を入れることで、半永久的に色付けます。そのため、髪が傷むといわれています。
ヘナは、変形する段階がなく、植物染料で髪を染めるため、黒髪は黒髪のままで、白髪のみ色を黒くします。そのため、髪にやさしいといわれています。
そのため、信頼できる店舗から購入する必要があります。
信頼できるヘナ白髪染め販売店のポイント
信頼できるか判断するために、次の3つのポイントをチェックしておくことをおススメします。
詳細に商品説明がなされている
ヘナについて、そして、ヘナを使用した白髪染めの商品説明がしっかりと理解できるレベルで書かれているか確認しましょう。
原材料にこだわりをもっていれば、商品説明も詳しくなります。
購入者が多い
実際に、購入者や、リピーターが多いかどうかを確認しましょう。
実際の利用者が多いということは、それだけ問題が起きていないと考えることができます。
無添加の情報の記載がある
たとえば、無添加ヘナのピアオンラインショップだと、次のような情報公開をしています。
■無添加情報
- パラアミノフェール検出せず
- パラフェニレンジアミン検出せず
- ブリリアントグリーン検出せず
- ピクラミン酸検出せず
- その他の色素検出せず
- 試験機関:(財)日本食品分析センター、(株)ブルーム
これは、第三者機関に提出して証明してもらっていることを示しています。
せっかくやさしいヘナを使用するのであれば、きちんとしたメーカーのものを使用しましょう。
まずはメリットから紹介します。
ヘナ白髪染めのメリット
肌や髪に負担をかけない
こちらが、一番大きなメリットといえます。
植物由来、天然成分なので、アルカリ剤を使う市販のヘアカラーや美容室のヘアダイでかぶれる方でも使用可能です。
化学薬品を使えない方も珍しくないのですが、ヘナなら大丈夫な場合が多いです。
通常のカラーリングはいわば薬品を髪に塗布するため、長く使い続けることで、
- ボリュームがなくなる
- 髪が細くなる
- 切れ毛が増える
といった悩みをもたらしかねません。
プリン状態になりづらくなる
ヘナは自然な染料のため、色素が薄いです。
染まりが劇的ではない分、徐々に、使えば使うほど自然な染まり方をしていきます。
そして、染まっている期間も長くなっていきます。
根元の白髪も境目があいまいになっていく感じです。
いかにも「白髪染めをしています!」というような感じにもなりづらいです。そのため、ナチュラルな感じが好きな人に、ヘナでの白髪染めは人気があります。
トリートメント&コンディショニング効果
ヘナを頭皮全体に塗ることで泥パックのように、頭皮を洗浄、潤いを与えてくれます。
フケ、カユミ、抜毛、頭皮臭を抑えてくれます。
通常のカラーリングは、傷みでパサつきをもたらしますが、ヘナはツヤのある髪になります。それは、ヘナが髪をコーティングするように覆うためです。
家でも簡単に染められる
美容院の白髪染めとは異なり、カチッと黒々と染まるわけではありません。
しかし、アルカリ剤で髪を傷める工程もないため、自分でも簡単にできるというメリットがあります。
自宅で手軽に、自分だけでできるというのは大きいですね。
環境にやさしい
ヘナは植物の葉です。
水で流しても問題はなく、その意味で環境にやさしいです。
ヘナ白髪染めのデメリット
染めるのに時間がかかる
市販や美容室ヘアカラーのように、短い時間では染まらないです。
また、1回でも染まりません。
やさしさと時間、どちらを優先するかという選択になります。
ヘナ特有のハーブの香りがある
自然の葉っぱの香りですが、好き嫌いはあるかもしれません。
葉っぱ、草といった感じの香りで自然の香りが好きな方には問題はありませんね。
化学染料に比べて色落ちしやすい
ヘナカラーは、ヘナの色素で髪の表面をコーティングして黒くします。
そのため、髪内部を開いて染料を入れ込む化学的なカラーリングに比べると、どうしても落ちやすくなります。
でも、ヘナでの白髪染めは繰り返すことで、色の定着が良くなり、次第に落ちにくくなります。
パーマとの併用は順番に注意
パーマをしてからヘナで白髪染めをする場合は問題がありません。
しかし、ヘナで白髪染めをしてから、パーマをあてると薬品で脱色します。
ヘナでパーマがとれることはないため、まずは、パーマをかけてから、ヘナで白髪染めをしまよう。
植物アレルギーの方は注意しましょう
市販や美容院でのカラーリングでかぶれが出てしまうことが原因で、ヘナを愛用する方が多いですが、ヘナは植物のため、アレルギーの持ちの方は注意しましょう。
特に、そばアレルギーや、マメ科のアレルギーの方は染めることができません。
使用前にパッチテストをすれば、大きく失敗することがありません。
まとめ
ヘナでの白髪染めにはメリットとデメリットがありますが、長期的な視点で考えると、ヘナでの白髪染めも考えてみてもいいかもしれません。
髪と頭皮にやさしいという点では、ルプルプカラートリートメントやマイナチュレカラートリートメントでも同じです。
自然な成分が使いたいという方や、長期的な視点でみた場合は、ヘナもおススメですね。
ヘナ白髪染めは、信頼できるショップで購入しないと安全性の点で確保されません。
ピアオンラインショップは、口コミ・利用者も多く、無添加の情報も第三者機関でチェックした情報を開示しているので信頼できます。
ヘナが気になる方はまずは試してみてはいかがでしょうか。
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