予約・EC・ノーコード
ホームページ作成サービス比較|自分に合うものを選ぶ判断軸
蓮くん(見習いアルバイト)
蓮くんです。ホームページを作るサービスは数が多くて選べない、という相談をよく受けます。今日は「どれが一番か」ではなく「自分にはどれが合うか」で見ていきましょう。
作成サービスは種類が多く、機能表を並べても決め手が見つかりません。順位で選ぼうとすると、他人にとっての一位を選んでしまいます。先に自分の条件を決め、その条件で候補をふるい落とすほうが早く決まります。
先に目的と必要機能を決める
同じ「ホームページ」でも、載せたいものが違えば向くサービスは変わります。まず自分がどれに近いかを決めます。
情報発信を続ける
読み物やお知らせを書き続けたい場合は、記事を増やしやすいことが最優先です。ページを一枚ずつ組み立てる作りだと、更新のたびに手間がかかります。文章を書いて公開するまでの手数が少ないものを選びます。
店舗や活動の窓口を作る
営業日、料金、場所、連絡先といった「変わらない情報」を見せたい場合は、ページ数は多く要りません。数ページを整った見た目でまとめられれば足ります。地図や問い合わせを置けるかを確認します。
予約・販売を受け付ける
予約や販売まで受けたい場合は、その機能があるかで候補が大きく絞られます。あとから足そうとすると別のサービスを併用することになり、管理する場所が増えます。受け付けが目的なら、最初からそこを含めて選びます。
候補をそろえて比べる四つの判断軸
目的が決まったら、同じ物差しで候補を比べます。ひとりで運営する前提なら、次の四つが効いてきます。
スマートフォンだけで完結するか
パソコンを開く時間が取れないと、更新は止まります。写真の差し替えやお知らせの追加が、手元の端末だけでできるかを確認します。細かいレイアウト調整までは難しくても、日々の更新が回せれば十分です。
公開したあとに残る手作業
サービスを入れても、手作業がそのまま残ることがあります。予約の連絡を結局こちらから送る、在庫を手で書き換える、といった作業です。何が自動になり、何が自分の担当のままかを、機能名ではなく作業単位で見ます。
月々の負担と、上がるきっかけ
無料で始められても、続けるうちに有料へ切り替わる場面が来ます。多いのは、広告やサービス名の表示を消したいとき、独自ドメインを使いたいとき、容量や機能が足りなくなったときです。金額そのものより「何をしたら上がるか」を先に知っておきます。
やめるときに持ち出せるか
合わなかったときに、書いた文章と写真を取り出せるかどうかは、始める前に見ておく価値があります。書き出し機能があっても、文章だけで画像は別途、という形が珍しくありません。原稿は手元にも残す習慣にしておくと、どのサービスでも困りません。
サービスの型ごとの違いと選び方
作成サービスは、細かな機能差より「どの型か」で性格が分かれます。型を先に決めると、候補はぐっと減ります。
ページを組み立てる型
写真と文章を配置してページを作る型です。店舗案内や教室紹介、作品紹介のように、見せ方を整えたい用途に向きます。自由に組める分、白紙から作ると迷いやすいので、用意された雛形から始めるのが現実的です。
記事を書きためる型
投稿画面に書いて公開する型です。更新の手数が少なく、書き続ける用途に向きます。見た目の調整幅は狭いかわりに、更新が止まりにくいのが利点です。
予約・販売まで含む型
商品の登録や注文の受け付けまで一体になった型です。販売や予約が目的なら第一候補になります。固定費をかけずに始められるものがある一方、売れた分に手数料がかかる設計が一般的です。
型ごとの傾向を、費用と制約の面から並べます。金額と条件は各社の公表値で、改定されることがあります。
| 型(代表的なサービス) | 向く用途 | 無料で始められるか | 独自ドメイン | 費用のかかり方 |
|---|---|---|---|---|
| ページを組み立てる型(STUDIO、ペライチ、Wix、ジンドゥー) | 店舗・教室・作品の案内 | できる。広告やサービス名の表示、URLの制約がつく | 有料プランで対応 | 月額または年額。数百円台〜数千円台が中心 |
| 記事を書きためる型(はてなブログ、Amebaブログ、note) | 読み物を続けて出す | できる | サービスにより可否と条件が分かれる | 無料、または月数百円〜千円程度の有料プラン |
| 予約・販売まで含む型(BASE、STORES、カラーミーショップ) | 商品を売る、注文を受ける | できる | 有料プランで対応するものが多い | 固定費0円のプランがある。売れた分に率でかかる |
一言で言うと、次のように分かれます。
- ページを組み立てる型は、見せたい情報が数ページで収まり、見た目を整えたい人に向きます。
- 記事を書きためる型は、更新を止めずに書き続けたい人に向きます。
- 予約・販売まで含む型は、売ることや受け付けることが目的の人に向きます。
目的別に候補を絞る
型が決まったら、自分の状況に当てはめます。ここまで来ると、選ぶのは二つか三つの中からになります。
初めて小さなサイトを作る
まずは無料で始めて構いません。公開までたどり着く経験そのものが判断材料になります。ただし、名刺やチラシに載せるURLが必要になった時点で、独自ドメインが使えるプランを検討する時期です。
店舗・教室で更新する
営業日やメニューを頻繁に直す場合は、更新の手数が少ないものを選びます。パソコンを開かないと直せない作りだと、情報が古いまま残ります。手元の端末で直せるかを、契約前に試用して確かめておきます。
作品や実績を見せる
写真が主役になるため、一覧の見え方と画像の扱いが決め手になります。並べたときに整って見えるか、写真を差し替えやすいかを見ます。作家サイトの構成そのものは、ハンドメイド作家向けの記事で詳しく扱います。
商品を販売する
販売が目的なら、費用は月額ではなく「売れたときにいくら引かれるか」で比べます。売上が小さいうちは固定費0円のプラン、安定して売れるようになったら月額プラン、という順番が基本です。三社の比較は、ネットショップの記事で扱っています。
契約前に確認する注意点
サービス選びで後悔しやすいのは、機能ではなく契約条件のほうです。三点だけ先に見ておきます。
初回と更新時の料金
割引で初回が安く、更新時に通常価格へ戻る形はよくあります。続ける前提なら、更新後の金額で判断します。年払いは月あたりが安く見えますが、一度に払う額は大きくなります。
解約後のデータとURL
やめたあとにページがどうなるか、書いたものを取り出せるかを確認します。URLが使えなくなると、名刺やSNSに載せた案内先も切れます。移る可能性があるなら、独自ドメインを自分で用意しておくと引き継ぎやすくなります。
商用利用と外部連携
仕事で使う場合は、商用利用が認められているかを規約で確認します。あわせて、予約や決済など外部の仕組みとつなげられるかも見ておきます。あとから必要になって、つなげられないと分かるのがいちばん困ります。
作成サービスの正直な欠点
利点だけで選ぶと、続けるうちに引っかかります。共通する弱点を先に挙げます。
払い続けている間だけサイトが保たれる形である点は、どのサービスにも共通します。支払いを止めれば公開も止まります。また、できることは用意された枠の中に収まり、枠の外に出たくなったときは作り直しに近い作業になります。
書き出しの範囲もサービスごとにばらつきます。文章は出せても、ページの構成やデザインはそのまま移せないと考えておくのが安全です。次のような場合は、作成サービス以外を検討したほうが早く済みます。
- 何年も育てる前提で、機能を継ぎ足していきたい場合
- 用意されていない仕組みを組み込む必要がある場合
- 費用を払い続ける形そのものを避けたい場合
これらに当てはまるなら、WordPressとの比較記事で作り方そのものを見比べてください。
まとめ
作成サービスは、順位ではなく自分の条件で選ぶものでした。目的から型を決め、スマートフォンで完結するか、残る手作業、月々の負担、持ち出しやすさの四つで候補を絞ります。金額と機能は変わるため、決める前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
よくある質問
- 結局どのホームページ作成サービスがいちばん良いのですか。
- 用途で変わるため、一つには決められません。ページ数の少ない案内サイトなら操作の少ないもの、記事を書き続けるなら記事型、商品を売るなら販売機能のあるものが合います。まず「何を載せるか」を決めると、候補は自然に絞れます。
- 無料プランのまま使い続けても大丈夫ですか。
- 試す段階なら十分です。ただし多くの無料プランは広告やサービス名の表示があり、URLにもサービス名が入ります。独自ドメインが必要になったときが、有料プランへ切り替える目安です。