女性にとって白髪は若さがないように見えるので大変悩ましい問題です。
女性の白髪を改善するためには、まずは白髪自体のメカニズムと根本原因を知る必要があります。
この記事では、白髪の原因とともに、白髪改善や予防としての短期的な対処法と長期的な対策方法について紹介します。
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女性の白髪の原因って結局なんなの?
白髪に直接的に影響をする原因としては、次の11のことが考えられます。
1.遺伝
遺伝は「白髪になりやすい体質」が親から子へ伝わっている可能性があると考えられます。ただし、遺伝が白髪に関係していると証明する科学的根拠は今のところありません。
他の病気や身体的特徴と同じで親から子へ引き継がれるものとも言いきれないのが遺伝というもの。家族として生活をすれば、食生活などの生活習慣が似てきて、親が白髪であれば子供も同様に白髪になりやすくなったりします。
2.加齢
30代、40代、50代となると、身体の衰えとともに、徐々に細胞レベルでも衰えがでてきます。俗にいう老化現象です。
加齢によってメラノサイトというメラニン色素(髪の黒色の色素)を生み出す細胞も衰えてしまいます。
メラノサイトは加齢とともに機能が低下することがわかっており、メラノサイトの数自体も減っていきます。
一般的には30才を過ぎると、チラホラ白髪が出始めて、
35才~40才にははっきりとわかるレベルで白髪になります。
50代になると、半分が白髪になるともいわれています。
女性の場合30代や40代で白髪がでるととても悩みますが、実は自然なことともいえます。
3.皮ふの病気
一部の白髪には、頭皮の「白斑」という病気が原因という場合があります。
白斑とは、メラニン色素を作るメラノサイトという細胞が減少、消失することで起こり、一部分だけが真っ白になる皮ふの病気です。その部分から生えてくる髪は色素を持たない白髪になります。そして、白斑は頭皮だけでなく皮ふ全体に起こり得るものです。
原因はまだはっきりとわかっていません。一般的に言われているのは過度のストレス、やけど、日焼け、刺激といった自己免疫異常や抹消神経系の変化が原因とされています。
皮ふの病気の場合の対策は、病院に行くことです。
根本療法と呼べるものは残念ながらない今のところないようです。ただし、治療法はいくつかあり、1年程度気長に続けて改善していくことが期待できます。治療法としては、
- 紫外線療法
- 外用剤
- 光線療法(ナローバンドUVB、エキシマライト)
- 液体窒素による冷凍療法
などいろいろあるので、白斑かな?って思う人は病院で相談しましょう。
4.タバコ
タバコは身体に害というだけでなく、髪の毛にも害があることがわかっています。
タバコの有害物質は活性酸素を発生させ、髪の老化を促進させます。
また、受動喫煙や、服や髪についた三次喫煙でもタバコの有害物質を体内に取り入れることになります。
5.大量飲酒
アルコールの大量摂取もタバコ同様悪習慣のひとつであり、恒常的に継続して身体にダメージを蓄積させる原因となります。
アルコールを大量に摂取すると、
- ビタミン
- ミネラル
- アミノ酸
- 亜鉛
といった黒髪に必要な栄養素をすごいスピードで消費することになります。
栄養がメラノサイトに行き渡らず、白髪になるといわれています。
亜鉛は毛母細胞を活発にするために必要な栄養素でもあるので、白髪の原因だけでなく、薄毛の原因につながる可能性があります。
6.紫外線
紫外線は活性酸素を増やし、白髪の原因に関係しているということは研究結果ですでに明らかにされています。
あまり意識しないことではありますが、肌だけでなく髪も紫外線のダメージを受けているのです。
7.栄養不足
身体は栄養が合って始めて機能します。
髪も同様で白髪に必要な栄養素が不足すると、白髪の原因になります。
ビタミン・ミネラル・たんぱく質が不足すれば、血流を送り出すポンプも弱くなり、血流が悪くなることで白髪を引き起こすことも考えられます。
また、バランスを欠いた食生活だけでなく、食品添加物の多い食事を取っていると栄養状態が悪くなります。
8.睡眠不足
睡眠不足は、肌の大敵なだけではありません。
目の下にクマができるだけでは済まず、老化を促進させる活性酸素を活躍させることにつながります。
細胞の代謝は睡眠中に起こります。
睡眠中はメラトニンという物質が分泌され、活性酸素を取り除く働きがある、と言われていますが、睡眠時間が不足することによって、十分なメラトニンが生成されず、結果身体を酸化させてしまいます。
加齢と同じで、メラノサイトの機能を鈍くしてしまい、白髪の原因となると考えられています。
9.血行不良
体中の細胞は血液を通して栄養を受け取ることができます。
そして、その血液は道路である血管が張り巡らされているからこそ、各細胞に栄養を届けることができます。
そのため血流が悪くなると、栄養が必要なところに行き渡らなくなります。
それが頭皮の場合、髪の毛は栄養が不足して白髪の原因になってしまいます。
10.ホルモンバランス
女性の場合、ライフイベントが関係する場合があります。
特に、妊娠や出産の影響で白髪が増える原因となることがあります。
妊娠や出産の影響で白髪が増えた多くの場合では、一過性なので、待っていれば自然と改善されるケースがあります。
11.ストレス
ストレスといってもいろいろな意味があります。
よく白髪の原因の一つとして話題にされている心理的ストレス(仕事が辛いとか人間関係で心が参っているとかお金が心配など)は白髪の原因としては科学的には証明されていませんが、睡眠不足や栄養不足など多くの白髪の原因の元凶になりえる可能性があるため、無関係とも言い難いです。白髪とストレスの関係については、こちらも参照してみてください。
女性の白髪の根本的なメカニズム
髪の毛というのは、もともとは色のついていない白い髪の毛です。
メラノサイトというところで「メラニン」という色素が作られて、髪に入ることで黒髪になります。(具体的にはメラニン色素はメラノソームで生成されますが、そのメラノソームはメラノサイト内でのみ形成されます。)
そのため、白髪ができるのは髪を黒くする「メラニン」がなんらかの理由により、髪に届かないからというのが白髪になる根元的な原因となります。
そしてメラニンが髪に届かない原因としては、
- メラニンを作るメラノサイトの機能が停止・減ってしまった(加齢・遺伝)
- メラニンを作るための栄養が足りていない(栄養不足)
- 血流が悪くなり、メラノサイトまで栄養が届かない(血行不良・生活習慣)
といったことが考えられます。
改善できる白髪原因とできないもの
メラニンを作るメラノサイトの機能が停止・減った
これは、改善することが難しいと考えられています。
なぜなら、加齢や遺伝によって細胞レベルで機能が衰えると考えられるからです。
ただし、老化(エイジング)に関しては、早めることもできれば、遅くすることも可能です。
若返ることこそできないけれども、きちんとしたエイジングケアをすることで老化を遅くすることが可能です。
メラニンを作るための栄養が足りていない
栄養不足で白髪になっている場合は、改善可能です。
髪の毛というのは、体の機能を考えた場合、生命維持や身体機能などが優先されるため栄養素を届ける順番としては後回しになります。
栄養が余れば、髪の毛やツメに栄養が届けられます。よく爪や髪に生活の乱れが現れやすいのはそのためです。
栄養はたっぷりと食事やサプリをうまく活用して摂取することで髪の毛まで行き渡らせやすくなります。
血の流れが悪いとメラノサイトまで栄養が届かない
つぎに、血流が悪くて白髪になっている場合も改善可能です。
血流が悪いと必要な栄養素が頭皮に行き渡らずに白髪になっています。
血流に関しては、運動、ヘッドスパによる血行促進、お風呂、ビタミンCやシリカや玉ねぎなど食生活といった改善できる点はたくさんあります。
白髪のパターン
突然白髪になって伸びる
髪を生みだす部分にある黒色を作り出す細胞(色素形成細胞)が突然機能しなくなった場合におこります。
徐々に白くなりながら伸びる
黒色を作り出す細胞(色素形成細胞)が加齢や生活習慣によって、長い年月をかけてだんだんと減ったり、衰えた場合に起こると考えられています。
女性の白髪の対策方法
白髪を防ぐ手段としては、現在のところ白髪にならない方法はまだわかっていません。
ただし、白髪を予防したり、改善できる白髪原因への対処方法は存在します。
長期的な対策と短期的な対処方法をみてみましょう。
長期的な対策
1.生活習慣を改善する
ストレス
ストレスは活用の仕方で上手に生きる武器にもなります。
しかし、ストレスをため込むのは、睡眠不足や暴飲暴食などにつながるので白髪にもよくありません。
ストレスをうまく発散させる方法を見つけるのが第一歩です。
ストレス発散方法は、自分がしたいと思うことをしてみることです。
- スイーツを食べる
- ショッピングをする
- 絵を描く
- 音楽を聴く
- 美味しいレストランへ食べに行く
- 映画を見に行く
- 海外旅行に出かける
- 温泉に入る
- カラオケで歌う
ストレス発散方法を考えて試してみるだけでも、効果があるはずです。
睡眠時間
上で紹介したように、老化につながる活性酸素を排除するのは、睡眠時間中に起こっています。
そのため睡眠はとても大事です。
睡眠時間を確保するためには、寝る時間を決めることが有効です。
また、1日のスタートを「朝起きたときから」ではなく、「夜寝るときから」と考え方をシフトすることが重要です。
ゴールデンタイムと言われる夜22:00~2:00は寝ていたい時間です。
1日のスタートは「夜寝るときから」と考え方をシフトしてみましょう。
記事がありません。
2.栄養状態を改善する
栄養バランスの摂れた食生活改善もかなりの取り組みやすい白髪対策方法です。
- ビタミン
- ミネラル
- たんぱく質
- 炭水化物
- 糖質
- 食物繊維
6大栄養素すべてが入った食事が望ましいです。
現代人は忙しいため難しい場合は、栄養素を身体に取り入れることを最優先に考えましょう。
そのため、サプリなどを併用するのが継続しやすくておススメです。サプリは、食品添加物が多く入っているものがたくさんあるため、選ぶ際は注意しましょう。
ビタミンCとビタミンEには強い抗酸化作用があるので、活性酸素による老化予防にもおススメです。
髪を黒くしてくれるメラニン色素の成分となるのは、チロシンという成分です。
チロシンは、大豆やチーズに多く含まれています。
他にも白髪予防対策としておススメの食材は、
- 入り大豆
- きな粉
- 鯵
- 玄米
- 白米
- 貝類
- 納豆
などがあります。
ムリせず、少しずつ改善して、長期的な視点で取り組みましょう。
3.血流を改善する
血流改善方法は、けっこう種類が豊富です。
上の食習慣を変更することも重要です。たとえば、よく噛んで食べるとか、玉ねぎを食べるとかでもOKです。
その他にも、運動をするのが有効です。ウォーキングなどの有酸素運動が効果的です。
運動は嫌いという人は、エスカレーターをなるべき使わずに階段を使用するとか、駅まで歩くなど、生活の中で運動を取り入れてみてください。
さらに、お風呂は血流改善ととても相性が良いです。
お風呂の湯船に使って体を温めるのも血流を良くすることにつながります。
そして、頭皮のマッサージ(ヘッドスパ)を自分でしてあげましょう。
また、シャンプー前後にブラッシングをするのもおススメです。
ヘッドスパのしやすいクリームシャンプーなど、今ではたくさん良いシャンプーがあるので使ってみましょう。
即効どうにかしたい!短期的な対処方法
白髪は抜いていいの?
一番手っ取り早くてお金もかからない方法が、白髪を抜くことでしょう。
でも、白髪を抜くことは要注意です!
髪の毛は通常一つの毛穴から2,3本生えています。他の毛も一緒に抜けてしまう可能性もあります。
さらに、白髪を抜くと毛穴とその周囲の皮膚に傷がついてしまいます。
毛嚢炎(もうのうえん)というにきびの頭皮バージョンのような炎症を起こすことにつながる場合があります。
それだけではなく、毛母細胞がダメージを受けてしまうと新たな毛が生えてこなくなる可能性もあるため、薄毛の原因にもなりかねません。
白髪は絶対に抜かないようにしましょう。
抜くのではなく、根元からハサミで切るか髪を染めるのがおススメです。
余談ですが、「白髪を抜くと増える!」という噂には、科学的根拠はありません。
髪を染める方法はいろいろあります。
白髪染めヘアカラー
白髪染めヘアカラーは、一回で染まるのが一番のメリットですね。
カラーもたくさん選ぶことができて、おしゃれすることが可能な点もうれしいところです。
デメリットとしては、液だれしたり、髪の毛や頭皮を傷めてしまう点です。
即効性があるということは、それだけ強力な化学成分が多く入っていることと同義です。
特に敏感肌の方はかぶれや炎症の原因とにもなるので、注意が必要です。
おススメの白髪染めヘアカラーとしては、次のとおりです。
白髪染めヘアマニキュア
白髪染めヘアカラーよりダメージが少ない点がメリットです。
繰り返し使ってヘアカラーと同じように即効性があります。
ただし、髪の表面にコーティングするように塗るだけなので、ジャンプーをするたびに落ちます。
短期間で何度も塗り直しが必要になる点がデメリットです。
白髪染めヘアカラートリートメント
白髪染めヘアカラートリートメントは、髪にやさしく、徐々に染まっていきます。
自然に染まっていく点と、美髪成分が配合されていて髪にやさしい点が嬉しいメリットですね。
ただし、白髪が完全に染まるまで最低でも2~3回は継続して使用する必要があります。
そのため、即効性は低いといえます。
ですが、徐々に確実に白髪を減らしていきたい人にはおすすめです。
また、白髪染めヘアカラートリートメントには、いくつか種類があります。
白髪染めヘナ
ヘナはミソハギ科の植物を粉末状にして使用する天然の白髪染めです。
自然的な方法で染めたいのであれば、白髪染めヘナが一番おススメになります。
化学物質が少ないものがいいという方におすすめです。
白髪染めヘナのデメリットとしては、使うのに手間がかかる点と、染まり具合もイマイチな点です。
また、染色力を向上させるために、化学物質を多めに入れているヘナ製品も多く、それは成分表示をみてそれぞれ確認していく必要があります。
白髪を目立たなくさせる方法
白髪を目立たなくさせるためには、短期的な対処方法と同時に長期的な対策で生活習慣を改善していくことが重要です。
短期的な対処方法は、髪にダメージを与える場合が多く、パサつき髪など別の問題を引き起こす原因にもなります。
日ごろのヘアケアに重点的に投資することが大切です。
頭皮マッサージ(ヘッドスパ)をしたり、良質なシャンプーを使用したりすることが長期的な白髪対策につながります。