年を重ねて増えた白髪は仕方のないこととはいえ、老けて見えてしまう事実は変えられません。
白髪を隠す、または白髪をなくすことで若々しさを取り戻すことができます。
白髪を隠すのに一番の有効な手段は、白髪染めです。しかし、
CHECK自分に合っていない市販白髪染めを利用すると、パサつき髪になったり、抜け毛を増やしたり、フケ・かゆみの原因になってしまっている危険性があります。
その危険性を防ぎつつ、白髪をなくして若々しさを取り戻すために、知っておくべきことがあります。
それが、市販白髪染めの種類とその特徴です。
白髪染めの種類とその特徴、各々のメリットデメリットをまとめました。
自分に合う白髪染めを確かめるポイントも紹介します。
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市販白髪染めの種類まとめ
白髪染めには、次のような種類があります。
1.ヘアカラー(酸化染毛剤)
ヘアカラー(酸化染毛剤)の一番の特徴は、髪の内部で発色させる点です。
髪の内部から発色させる方法はヘアカラー以外にありません。
また、ヘアカラーには、
- 泡タイプ
- 乳液タイプ
- クリームタイプ
といろんなタイプが存在します。
部分白髪染めもできるし、全体的な白髪染めも可能です。
ヘアカラーの持ち時間
個人差がありますが、ヘアカラーは約2ヶ月くらい色持ちします。
根元だけをカラーリングすることも可能なため、1~2ヶ月に1回程度こまめに染め直すことで、不自然さをなくすことができます。
ヘアカラーの価格帯
ヘアカラーは、市販のものを使用するか、美容院ですることができます。
美容院で行う場合、根元のみのリタッチ白髪染めと全体的に白髪染めをするパターンがあります。
根元のみのリタッチ白髪染めの価格帯は、1500円~3000円程度が相場価格帯です。
美容院で全体的な白髪染めをする場合は、5000円~10000円程度が相場価格帯です。髪の長さや技術料によって高くなる傾向にあります。
市販の白髪染めは、だいたい600円~1000円程度が相場価格帯です。
ヘアカラーのメリット
- 黒髪も明るくできる
- カラーバリエーションが豊富
- 白髪の染まり具合も即効性あり
- キレイに染まる
- 白髪染めの持ち時間が長い
- 市販品でもいろいろなタイプがある
ヘアカラーのメリットは、白髪を染めるだけではなく黒髪も明るくできるため、色のバリエーションがとても豊富な点です。好きな色を探して、オシャレに自分らしさを手に入れることが可能です。
さらに、ヘアカラーは白髪の染まり具合も即効性ありできれいです。
しかも、他のどの種類の白髪染めと比較しても長持ちします。
ヘアカラーには、クリームタイプや泡タイプなど、実はいろいろ出ています。
ヘアカラーのデメリット
- 髪へのダメージが大きい
- 染まっていない部分が目立つ
- 不自然な仕上がりに
- 独特のニオイがある
- ヘアカラーにアレルギーがある人もいる
ヘアカラーのデメリットは、他のどの種類と比較しても、髪へのダメージが大きいことです。
ヘアカラーの原理上、髪の組織を変えるためダメージは避けられません。
また、白髪染めをする際に薬剤を地肌から塗布する場合が多く、頭皮自体も傷みます。
また、一度ヘアカラーで白髪染めして時間が経過すると、染まっている部分と染まっていない部分の差が明確にでるため、染め直しに気を使います。
さらに、下手な人がヘアカラーで染めると、不自然な仕上がりになります。
しかも、ヘアカラー剤の独特のニオイがあるため、嫌いな人は耐えられないですね。
そして、ヘアカラーにアレルギーがあるという方は珍しくありません。肌がかぶれたなど肌トラブルは、抜け毛やフケ・かゆみにもつながる可能性があります。
髪へのダメージ具合はヘアカラーの製品によって全然違いますが、もし髪のパサつきを改善したいという場合は、ヘアカラーではなく他の方法で白髪染めした方がいいでしょう。
そして、ヘアカラーは強い成分を使用しているので
- 使用上の注意をよく読んで適切に使用する
- ヘアカラーでかぶれたことがある方は使わない
- 使用前に毎回必ずパッチテストをする
ということを必ず守るようにしましょう。
ヘアカラーがおススメな人
ヘアカラーがおススメな人は、「一度でしっかりと白髪を染めたい方」です。
ただし、ヘアカラーのニオイや髪のダメージは受け入れる必要があります。
より長持ちさせるのであれば、2か月に1回のペースでヘアカラートリートメントの併用を検討するのがおススメです。
また、美容室でのヘアカラーでも十分髪にダメージが残ってしまう欠点があります。特に市販品は安全面的に難ありなヘアカラーが多く出回っているため、注意が必要です。
美容室でヘアカラーしていても髪を傷めてしまっている場合は、パサつき髪がひどくなったり抜け毛につながる可能性のあるため、ヘアカラーは中止して他の白髪染めを使用した方がいいでしょう。
2.ヘアマニュキュア
ヘアマニュキュアの特徴は髪を表面的にコーティングするようにして色を付ける点です。ここが白髪染めヘアカラーとヘアマニュキュアの違いになります。
黒髪を明るくするほどの分厚いコーティングはできないため、黒髪の明度を上げることはできません。
ヘアマニュキュアの持ち時間
ヘアマニュキュアは、だいたい2~3週間程度です。
染め立てはヘアカラーと同等くらいに染まりますが、1週間経つと、少し色落ちしているのがわかり、3週間経つと白髪には戻らないものの、だいぶ薄い色になります。
だいたいの方は、3週間もすれば染め直したくなります。
きちんとするなら、2週間に1回染め直すようにすると、白髪が見える前にキレイに髪色を整えることが可能です。
ヘアマニュキュアの価格帯
ヘアマニュキュアの価格は、600円~4000円程度が相場価格帯です。
市販品のものは1000円未満で買えるものが多い反面、成分的に注意が必要なものが多いです。
3000円以上のものは、成分的に髪に負担をかけにくいものが多い印象です。
ヘアマニュキュアのメリット
- 髪への負担が少ない
- 自然な仕上がり
- 髪にツヤが生まれる
- 紫外線から守ってくれる
- 即効性も高め
ヘアマニュキュアのメリットは、髪への負担が少なく色を入れられることです。
また、ヘアカラーにアレルギーがあるけど白髪染めをしたい方におすすめできます。
そして髪の構造を変えないため、自然な仕上がりになります。
表面をコーティングすることで髪にツヤやハリが生まれるので、ツヤ髪に魅せることができる点もうれしいメリットです。
そして、コーティングという性質があるため、紫外線から髪を守ってくれることが期待できます。
また、ヘアカラーほどではありませんが、即効性も高い方です。
ヘアマニュキュアのデメリット
- 肌につくと肌が染まる
- 根元から染められない
- 髪の毛全体を明るくできない
- 持続性は低め
ヘアマニュキュアのデメリットは、肌につくと肌が染まってしまいます点です。
多くの人は、肌が染まってしまうのを避けるために、根元から染められないという点もデメリットです。
具体的にいうと、熟練の美容師でもヘアマニュキュアは根元1㎜~2㎜が染められません。
だいたいの場合クシを使って染めるためです。
素人なら根元の染まらない髪の毛の部分がもっと長くなります。
ヘアマニュキュアは自然な染まり方をするとはいえ、根元までキレイに染めるには技術が必要になり難しいです。つまり綺麗に染めにくいというのもデメリットがあります。
また、ヘアカラーと違って、黒髪を明るくできません。
そして、ヘアカラーと比較すると持続性がありません。
ヘアマニュキュアがおススメな人
ヘアマニュキュアがおススメな人は、できるだけ髪を傷めずに白髪染めしたいという方です。
ただし、2週間に1回染めることが必要なため、コスパに耐えられる必要があります。
3.ヘアカラートリートメント・ヘアカラーシャンプー
ヘアカラートリートメントとヘアカラーシャンプーの特徴は、時間をかけて徐々に染めていくタイプという点です。
普段のヘアケアの一環として自然に取り入れることができるため、ヘアカラーやヘアマニュキュアとの併用で色持ちを長くさせることが可能です。
使い始めの数日間は色が定着するまで毎日使い続けて、白髪が目立たなくなれば間隔をあけて使用すれば色がキープされます。
白髪染めというより、白髪隠しとして使用するのが、おススメです。
ヘアカラートリートメントとヘアカラーシャンプーの持ち時間
ヘアカラートリートメントとヘアカラーシャンプーは、普段のヘアケアとして使用継続するため、使っている限り徐々に染まっていき、その状態をキープすることができます。
1回の使用では多少色が入る程度のものが多く完全に染まりません。染まりを実感するには、3回程度使用してからです。その後10回以上使用すると染まり具合も安定してきます。
ヘアカラートリートメントとヘアカラーシャンプーを使用する場合は、気長に待つことが重要です。
ヘアカラートリートメントとヘカカラーシャンプーの価格帯
ヘアカラートリートメントとヘカカラーシャンプーの価格帯は、1500円3000円程度です。
美容院の根元のみの白髪染めと代替同じくらいの相場で全体を白髪染めすることができます。
ヘアカラートリートメントとヘアカラーシャンプーのメリット
- 気軽に使える
- 習慣に溶け込みやすい
- 髪にやさしい
- 髪がつややかに
- 白髪かくしになる
- 周りから白髪染めが気づかれにくい
ヘアカラートリートメントとヘアカラーシャンプーのメリットは、なんといっても、楽チンな点です。
普段のヘアケアに組み込むだけなので、習慣化もとても容易で継続も全く苦になりません。
また、髪へのやさしさはピカイチといえます。
そして、髪をつややかにしてくれる点もうれしいメリットです。
新しく伸びてくる白髪もある程度隠すことが可能です。
徐々に染まるので周りから白髪染めが気づかれにくい点も白髪染めトリートメントやシャンプーの特徴的なメリットといえます。
ヘアカラートリートメントとヘアカラーシャンプーのデメリット
- 全く即効性がない
- 色の種類が少ない
- 繰り返し使用し続ける必要がある
- バッチリ染まるわけではない
ヘアカラートリートメントとヘアカラーシャンプーのデメリットは、即効性がないことです。
また、ヘアカラートリートメントとヘアカラーシャンプーの色の種類が少ないことも、オシャレな方にはデメリットといえます。
黒髪や染まり具合をキープするためには、繰り返し使う必要があります。それでも真っ黒に染まることはなく、人によっては物足りなさを感じる場合があるかもしれません。
どうしても急ぎで白髪を染めたい人には、不向きといえます。
ヘアカラートリートメントとヘアカラーシャンプーがおススメな人
ヘアカラートリートメントやヘアカラーシャンプーがおススメな人は、白髪染めヘアカラーやヘアマニュキュアと併用したい人、もしくは白髪染めしていると周りに気付かれたくない人です。
ヘアカラートリートメントやヘアカラーシャンプーは、どちらかというと、ヘアカラートリートメントの方が利用メリットが高いです。なぜならトリートメント成分が豊富なため、髪を補修してくれるからです。
また、シャンプーは最も成分に差が出るヘアケア商品であり、中にはとても優秀なシャンプーがあります。
頭皮ケアとしてシャンプーにこだわることが、髪のパサつきや抜け毛といった髪のトラブルを予防することにつながるので、シャンプーは白髪染め系のものではなく、良質な成分を配合したシャンプーを使用し、トリートメントをヘアカラートリートメントにするのがおススメです。
4.一時染毛料(ヘアマスカラ・ヘアファンデーション・スプレーなど)
ヘアマスカラ・ヘアファンデーション・ヘアカラースプレーなど一時染毛料(以下ヘアマスカラ)は、短時間で髪を染めることができます。
出かける前にパパッと染めて、家に帰ってシャワーを浴びると流れるというものです。
ヘアマスカラの持ち時間
ヘアカスカラの持続時間は、シャワーを浴びると落ちるので1日となります。
この日は染めておきたい!といった勝負時にほしい代物であり、日常的に使用するには適さないといえます。
スプレータイプ、粉タイプ、リキッドタイプなど種類が豊富なことです。
ヘアマスカラの価格帯
ヘアマスカラは、500円~2000円程度が相場価格帯となります。
ヘアマスカラのメリット
- 即効性が高い
- 短時間で染めることができる
ヘアマスカラのメリットは、即効性がある点です。
しかも短時間で染めることができます。
ヘアマスカラのデメリット
- 持続力は全くない
- 一次利用にしか使えない
シャンプーすると落ちてしまうので、持続性はまったくないといえます。
水に弱く洗ったらとれてしまいます。
また、恒久的に使うにしては高くつく傾向にあるので、あくまで特別な日などの一時的な利用になります。
ヘアマスカラがおススメな人
ヘアカスカラがおススメな人は、一日だけ白髪染めしたいという人です。
日常使いにしては持続力がないので不向きですが、特別な日のためにこの日だけ染めたい!という場合は、ヘアマスカラはおすすめです。
5.白髪染めヘナ
ヘナはミソハギ科の植物を粉末状にして使用する天然の白髪染めです。
インディゴというハーブを合わせて使用するものが多いです。
白髪染めヘナの持続時間
白髪染めヘナの持続時間は、最初のころは一時染毛料なみであり、シャンプーをするたびに落ちます。
ただし、ずっと使い続けていくうちに、染まりが深くなって、色落ちしにくくなります。それでもだいたい1週間~もって2週間といった具合です。
白髪染めヘナの価格帯
100gでだいたい1000円~3000円程度となります。
安いものはだいたい科学成分が多めに入っているものですので、注意が必要です。
ちなみに美容院で白髪染めヘナをやっているところは、10000円程度で染めてくれます。
白髪染めヘナのメリット
- 自然的な方法で染めることができる
- 敏感肌でも使える場合が多い
自然的な方法で染めたいのであれば、白髪染めヘナが一番おススメになります。
化学物質が少ないものがいい、という方におすすめです。
また、ヘアカラーでアレルギーが出た方など、皮ふが敏感な方にもおススメできます。
白髪染めヘナのデメリット
- 使うのに手間がかかる
- 染まり具合は良いとはいえない
- 即効性はない
- 自然由来ではないヘナが多く出回っている
白髪染めヘナのデメリットは、使うのに手間がかかる点です。
また、染まり具合もイマイチな点です。
染まるまでに時間もかかります。
染色力が高いものは、概して化学物質が多めに入れられている白髪染めヘナ製品です。
そして、ヘナ製品はそうした化学物質が多いものを製品にしている場合もあり、成分表示をみてそれぞれ確認していく必要があります。
白髪染めヘナがおススメな人
白髪染めでかぶれたり、かゆみが出たという人は白髪染めヘナを使用してみるのがいいかもしれません。
即効性はなく手間もかかりますが、最も自然的な方法で白髪を染められます。
自然由来の成分を多く配合している白髪染めヘナは、自宅で染める方がだいぶ安くすむので、良質なものを選んで自宅で染めるのがおすすめです。
自分に合った白髪染め方法の見分け方
- ヘアカラーにアレルギーがあるかどうか→ある場合、ヘアカラーを選択肢から外す
- パサつき髪や抜け毛の心配を増やしたくない→ヘアカラーを外す
- しっかりと染めて長持ちさせたい→ヘアカラーとヘアカラートリートメントを併用する
- 2週間に一回程度なら白髪染めできる→ヘアマニュキュアを選択する
- 生活に溶け込むように手軽に白髪染めしたい→ヘアカラートリートメントを選択する
- 大事な日の一時的な対応ができる白髪染めがほしい→ヘアマスカラを選択する
白髪染めを安くする組み合わせ
美容院で染めるのが一番確実ではあるのですが、価格が高いというのが問題になります。1か月に1回美容院で白髪染めをしてもらうと年間60,000円~120,000円(月平均5000円~10000円)かかってしまいます。
おススメの方法としては、ヘアカラートリートメントを1カ月に1回取り入れることです。
ヘアカラートリートメントを交互に挟むことで、白髪の根元も目立たなくさせることができ年間39000円~78000円(月平均3250円~6500円)で済むことになります。
白髪染めの前に頭皮ケアが大事
女性の白髪の原因でも紹介している通り、頭皮ケアをすることで、白髪予防につながります。
また良質なシャンプーを選ぶことで、白髪染めの持ちも良くなります。
有名どころでいうと、haruとkamikaは白髪染めが持ちやすいと口コミでも評判です。
頭皮が髪の毛にとっては土壌のようなものです。
土壌が良ければ野菜も花もキレイによく育ちますが、土壌が手入れされていなければ栄養が行き渡らずに野菜も花も貧弱になってしまいます。
髪も全く同じことがいえます。
白髪を真剣に考える場合、まずはなぜ白髪になるのか、その原因を知って対処することが必要です。
ヘアカラーの使用は頭皮の状態が良いことが大前提のため、特にシャンプーにはこだわりましょう。KAMIKAなど良質な成分が配合されたシャンプーを併用すると色持ちも良くなります。
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